2024.09.01
長野県上田市でレジオネラ属菌検出!【水質管理の重要性と予防策】
先日、長野県上田市のアクアプラザ上田で、レジオネラ属菌が基準値を超えて検出されたことが報じられました。
8月の水質検査で造波プールとジャグジーから基準値の8倍、4倍の菌が確認され、15件の体調不良の申し出がありましたが、全員快方に向かっているとのことです。
過去には、老舗旅館で基準値の3700倍の検出で話題になりましたね。
レジオネラ属菌の検出は、水質管理の重要性を再認識させるものです。
レジオネラ属菌とは・・・?
レジオネラ属菌は水中で自然に存在する細菌で、特に温かい水環境で繁殖しやすいです。
感染経路としては、水の飛沫を吸い込むことが主であり、肺炎などの呼吸器系の感染症、レジオネラ症を引き起こすことがあります。
特に高齢者や免疫力が低下している人々にとっては重症化のリスクが高いため、注意が必要です。
レジオネラ属菌の水質検査の重要性
レジオネラ属菌の検査は非常に重要なポイントです。
特にプールやホテル・旅館の温泉(浴槽)などの不特定多数が利用する水場がある施設は必ず検査を行った方が良いです。
- 検査方法:
- 培養方法: 水中の菌を培養して増殖させることで、菌の存在を確認します。正確性が高い一方で、結果が出るまでに時間がかかります。
- PCR検査方法: 菌のDNAを増幅して検出する方法です。迅速かつ高感度ですが、特定の菌の種類を確認することはできません。
迅速な対応により、感染の広がりを防止し、公共の安全を確保することができます。
また、定期的な水質検査は施設の信頼性向上にも寄与します。
当社でもレジオネラ属菌の検査を受けております。
検査を行うだけでなく、指導も含めて対応させていただいておりますので、お困りの事がありましたら是非当社へお問い合わせ下さい。