肥料成分分析

 肥料の成分分析や有害物質の分析等を行います。また、汚泥等の肥料登録に係る検査及び登録のお手伝いも行います。

栄養素の測定

 窒素・リン酸・カリの3種類が三大栄養素と言われています。作物にとって必要な肥料の成分ですが、他にも炭素窒素比や石灰・苦土、亜鉛なども分析しています。

炭素/窒素などは肥料の熟成度を把握でき、すぐ施術できるか・不可かの判断に役立ちます。

  1. 窒素(N):葉肥とも呼ばれ、主に葉や茎の発育を促します。
  2. リン酸(P):根肥とも呼ばれ、根の生育に必要な成分で、花や実の生長を助け、花数を増やし実を豊かにします。
  3. カリ(K):実肥とも呼ばれ、葉、茎、根の発育を促進し、植物全体の生理作用を調整し、病気に対する抵抗力を強くします。

【参考】残留農薬分析

現在、厚生労働省では食品衛生法におけるポジティブリスト制度によって、残留農薬の規制がおこなわれています。近年の輸入食品及び原材料の増大化・多様化に伴い、農薬に対する懸念は益々広がることが予想されます。また、水道法でも水質管理設定項目に農薬類を掲げており、農薬類の高精度かつ迅速な定性・定量分析の必要性が求められております。

このような需要に対応すべく、当社では高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS/MS)を導入し、高精度の分析を行っています。

 普通肥料の保証表の成分量、または特殊肥料の有害成分分析も行っております。