異物・付着物解析
科学技術開発センターでは、配管内に付着したものや食品や工業製品の製造過程で発生した異物・付着物の解析を行っております。 異物・付着物の構成されている物質がどのようなものか確認することで、何に原因があるのかをお客様と検討し、問題解決に努めます。
異物調査・解析が必要な場面
異物混入問題は様々な場面で発生する可能性があります。当社では未知物質である異物が有機物か無機物、金属由来のものか等を判断するために様々な分析手法を用いて異物の成分を特定致します。
- 食品製造会社
- 工業製品製造会社
- 配管内付着物
- 温泉やプール等で発生した異物・付着物
- 粉末~固形物まで
調査事例
白色の粉末の内容分析
事例を紹介させていただきます。 お客様からご依頼を頂いた試料は白色の粉末です。この粉末がどのようなものなのかを判断するための解析をご依頼いただきました。
当社では、以下のような流れで対応致しました。
- ① 外観や対象物の性質(安全性)を確認します。当社の技術力により下記②へ進みます。
- ② この件については無機物であると想定できたため、ICP発光分光分析によって金属元素の定性・定量分析を行いました。元素記号表に存在する元素のうち、この方法で、検出可能な元素の含有量を各々報告させていただきます。
今回の例では、金属関係の可能性が高いためICP分析でしたが、対象物によっては別の分析方法を検討致します。 - ③ ①と②の結果からどのような粉末の可能性があるのかを推測し、結果を御依頼者へ報告させていただきます。
お客様が扱っている、製品・部品・商品などに普段とは違和感がある場合は、何等かの工程や設備などで影響が起きている可能性がございます。 少しでも疑問に思ったことがありましたらお気軽にご相談ください。